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2010 ARK RALLY in 後志ラリーレポートPart2

2010 ARK RALLY in 後志 ラリーレポートPart2

ニューステージのラベンダーを走り終わった選手達が向かったのは、ギャラリーが待つHSP1.32kmのショートコース。全日本選手がDay1で4回も走っているが、タイムを落とすどころかベストを更新している。前夜の雨もコースをうっすらと湿らす程度で、路面を悪化させるほどではなかった。
ここで山田健一と大藤潤一のチームメイト同志がCクラスのトップを分け合い、田中曹一郎はコンマ8秒差の3番手でトップ3の順位に変動はない。そしてCクラスよりもタイムを出してきたのが木戸達三。1本目のラベンダーの走りを見ても分かるが、いかに幅が狭いクネクネと曲がったダートラコースのような道といえども、まだまだ地方のレベルでは太刀打ちできないというところか。
また、第2戦からジュニアCクラスの全SSでトップタイムを出している能戸智徳の記録が、ここでストップしてしまった。犯人(?)は、この人。
写真22
今年の開幕戦で優勝し、誰よりも能戸に勝ちたいと願っていた田中健一。破ったのはこのSSだけとなってしまったが、一矢報いたといえる。

SS11編
SS11.jpg
距離は19.18km

●チャンピオンCクラス
田中曹一郎が紙一重の激走

このラリーの山場となったSS11。Cクラスでまったくこの道を知らないのが伊藤淳郎と山上智也のふたりだけで、他の選手は少なくても一昨年の9.44kmは経験している。その中でも19kmを走った経験があるのは山田(健)だけで、クルマが違うとはいえ有利なことは間違いない。実際、山田(健)が出したタイムは田中曹一郎が出てくるまでは断トツのトップタイムだった。
その田中(曹)は「絶対に走りたくない。リタイアするなら19kmの前に」と弱気な発言をしていたが、「早く帰りたいから血眼になって踏みまくったんです。あんな走り方をしてたら持たないですよね。ちゃんと走ったら遅くなる」と走りを振り返った。
「踏み負けましたね」と山田(健)は2番タイムでトータルでも逆転で2位に浮上。3番時計は、林道では速さを見せて「林道だけだったら大藤さんに勝っていたかも」という伊藤淳郎が付けて、総合でも4番手にアップさせてきた。
田中曹一郎/山内洋平
写真23
「高速のところは踏んでいくっていうのが良かった」という田中曹一郎。
山田健一/大楽 敬
写真24
「壊れないように9割ぐらいのペースで走って、それなりにタイムが出たと思っていたんですけど、予想以上にやられていました」と、2番手タイムながら田中(曹)に大きくやられてしまった山田健一。
伊藤淳郎/俊野朋彦
写真25
「前回の途中からブレーキをしっかり踏むようにしました。やっと(マスター)バックレスに慣れてきたっていうことだと思います」と、伊藤淳郎が3番時計を出して総合で4番手に上がってきた。
大藤潤一/五十嵐恵子
写真26
「ペースノートの作り方が全然甘かったですね。特にトラバースが難しかった」と、トップには大きく水をあけられたが大藤潤一が4番手。
寺尾 基/佐野公彦
写真27
「シールがまだ付いている新品のアンダーガードがグチャグチャに曲がっちゃって」と嘆いていた寺尾 基は、19kmのロングステージにマシンが悲鳴を上げていた。


キロロトラバース9.16km地点の田中曹一郎。

●ジュニアCクラス
能戸智徳がブッチギリ!

2年前のキロロが開催されていたころはラリーをしていなかった世代になってきたジュニアシリーズ。唯一田中健一が現役だったがARKのラリーには参加していないので、キロロトラバースの道は誰も知らないことになる。
2010年JMRC北海道ラリーシリーズ共通規定のスペシャルステージ距離では、ジュニアシリーズ(2WD1.5シリーズも)は30km以下と記載されているので、1本で19kmを走ることは貴重な経験になると思う。距離が長ければ良いというわけではないが、いままでのシリーズ戦ではこれだけの距離を一気に走ることが無かったので、チャンピオンシリーズに参加している選手もそうだが、いい勉強の場になったのではないだろうか。
能戸智徳/椛村友紀
写真28
「19kmの長さは気にならないけど、道の悪さが気になります」と言っていた能戸智徳が、2位の田中(健)に30秒もの差を付けてトップタイムを奪い返した。
田中健一/後藤琢匡
写真29
ロングステージで能戸に大差を付けられてしまったが、確実に2位を確保した田中健一。
篠木雄一郎/高山智敬
写真30
19kmのSSは試練になったのではないだろうか、トップからは引き離されてしまったが3位で走りきった篠木雄一郎。


キロロトラバース9.16km地点の田中健一。

●チャンピオンBクラス
木戸達三のバーストで順位に変動が

2本のSSが終わって、木戸達三と石塚慶子の差は32秒1。総合でも上位のタイムを出してくる木戸の走りに、石塚はお手上げといったところだが、思わぬかたちでトップが転がり込んできた。
キロロトラバースを全日本戦で走ったことのある木戸は、「トラバースは岩盤がやっぱり出てて、コーナーは抑えてわだちに入んないようにズット気を付けて走っていたんだけど、ストレートでバーンといっちゃって」と、大きくタイムをロスしてしまう。スタート前にあったタイム差は、逆に石塚に3分56秒ものアドバンテージを与えてしまった。
石塚慶子/宗片さおり
写真31
思わぬ逆転劇に「達三さんありがとうございました」と、首位に立った石塚慶子。
木戸達三/尼子祥一
写真32
「久々に走ったから楽しい、楽しい」といっていた木戸達三だったが、注意していたバーストで逆転を許してしまった。


キロロトラバース9.16km地点の石塚慶子。

●ジュニアBクラス
リードしていた紙谷祐輔がリタイア

「キロロの道を走ってみたい」という思いでエントリーしてきたストーリアの福田雅史を加えて3台で争われているジュニアBだが、やはり勝負は紙谷祐輔と栗田大介の大学生コンビになっている。前回のターマック戦は3勝2敗で栗田に軍配が上がったが、後半の2本は紙谷がタイムを出している。その好調をキープしてこのラリーでも出足からリードしてきた紙谷だったが、トラバースの餌食になってしまった。北海道シリーズでキロロトラバースでリタイアしたのは紙谷だけだった。
正直、もっとリタイアする車両がいると思っていたのだが、全日本戦でもDay2でここのSSでのリタイアは1台もいなかった。
栗田大介/成瀬悠人
写真33
紙谷のリタイアで首位に立つことになった栗田大介は、「最終戦で決着を付けます」とのこと。
福田雅史/和田 誠
写真51
初のダートラリーで19kmに挑んだ福田雅史は、走りきったおかげで順位を上げることが出来た。
紙谷祐輔/和氣嵩暁
写真34
調子が良かっただけに紙谷祐輔のリタイアが悔やまれる。


キロロトラバース9.16km地点の福田雅史。

●2WD1.5シリーズ
ヴィッツの勝負は佐々木博未に軍配

「道具がいっしょになったから言い訳が出来なくなった」と、今大会からヴィッツにマシンをスイッチしてきた佐藤茂樹に対して、「今度は勝ちたい」と強く願っている佐々木博未のふたりの勝負になってしまった。
「19kmは最後に若干疲れましたけど、楽しかった」という佐々木に対して、「10km以上は止めよ、ちか(近添幸司)がしゃべれない」という佐藤。トラバースを走り終えた両者のタイム差は22秒も離れていた。もちろん勝者は佐々木で、トータルで29秒のビハインドを付けた。
佐々木博未/松井浩二
写真35
「キロロが楽しくて」を連発していた佐々木博未が首位を守っている。
佐藤茂樹/近添幸司
写真36
「足が・・」と、足回りを気にしていた佐藤茂樹だが、コ・ドラの体力も心配しなくては。


キロロトラバース9.16km地点の佐々木博未。
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  1. 2010/08/11(水) 21:29:52|
  2. JMRC北海道ラリーシリーズ
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