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09/09/23 とかち2009 イベント報告 [チャンピオンシリーズ編]

最終SS、残り800メートルの悲劇!
グラベル2戦は中村有一が勝利の女神に愛された


ラリーはゴールするまで何が起こるか分からない。前戦のふらのでも最終SSで逆転劇が演出されたし、今回も最後の最後にまさかの落とし穴が・・・・

2009年JMRC北海道ラリーチャンピオンシリーズ第7戦
2009年JMRC北海道ラリージュニアシリーズ第7戦

●主催/ラリーチーム、カンサー(RTC)
●2009年9月19日(土)~20日(日)
陸別町周辺90km



 一昨年の最終戦、とかち2007のSS1で姿を消してしまいチャンピオン争いから脱落してしまった中村有一。決して相性がいいとは言えないラリーなのだが、今年は最後に勝利の女神がほほ笑んでくれた。

 北海道ラリーシリーズも最終戦、昨年は開催されなかった十勝でのグラベル戦が「とかち2009」として復活した。陸別サーキットは今年も地方選手を待っていたが、林道は一昨年とは異なるがハイスピードな砂利道をチョイス、SSをゴールして2kmも走らないで町の中心地に着いてしまうというのは、さすがラリーの町・陸別だ。その甲斐あって、88kmのトータル距離の中に、30km弱のSSが含まれていた。
 オープニングSSは6kmの林道、ここでトップタイムを出したのが、「今日は勉強させてもらいに来ました」と謙虚な姿勢の猿谷洋文だ。転勤で北海道を離れて初めての凱旋となった5月の舗装ラリーでは、ターマックキングの異名も消え去る散々な結果で長野に帰って行った経緯もあったほど走りに切れがなかった。それが、グラベルロードでいきなりのベストを出したものだから道内勢がビックリ、しかも林道2回目となるSS3も猿谷がベストを奪ってトップに立っているのだ。しかし、土曜日に猿谷が言っていた「SS1はベストを取っても、徐々に追いつかれて最後には負けている」という言葉が引っかかる。

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C優勝 中村 有一/亀森 隆志:最終SSでベストタイムを刻むことができた中村有一/亀森隆志組は、表彰式のコメントで「微妙に悔しんですけど、ラリーに勝ったんで」と言っていたが、グラベル戦では負けなしの2連勝を飾った。
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C2位 萩中 俊介/永井  真:「陸別は頑張った割にはタイムが出ないので、たぶん走らせ方が悪いんですね」と分析する萩中俊介/永井 真組は、グラベル戦はまたしても2位で終わった。
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C3位 猿谷 洋文/松本奈穂美:2度目の凱旋となった猿谷洋文/松本奈穂美組は、「順位は関係なく、修行に来ました」といいながら、林道で2本のベストタイムを出して思いがけない3位のリザルトを得た。
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C4位 山田 健一/大楽  敬:「後半は頑張ったんですけどね。みんなが速くなっているから差が詰まらなかった」という山田健一/大楽 敬組は、ラリーウィークはいいことがなくて4位がやっと。

 3本のSSが行われる陸別サーキットだが、開催前から「世界で一番、いや、浜田さん(浜田旅館の社長)の次に陸別を走っていますからね」と、北海道の地方ラリーには4年ぶりに参戦してきた関根正人が絶対の自信を持っている。SS2、ウォータースプラッシュ(陸別ジャポン)の後の上りでエンジンが吹けなくなり「おかしい、壊れたかな」という会話をオンボード映像で見させてもらったが、それでも2位に3秒近い差を付けて1番時計を出している。これで関根は逆転して2位に順位を上げてきた。
 SS4でやっと北海道チャンピオンの萩中俊介がトップタイムを出して巻き返しを開始したと思われたが、ベストな走りはこのSSだけだった。ただ、浮き砂利だったSS1を先頭ランナーで2番手タイムを出したことを考えると、やはりハイスピード林道で萩中は侮れない存在だ。猿谷はここでも2番手タイムで首位に立っているが、猿谷の天下はここまでだった。

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C5位 村山 健一/漆戸あゆみ:長野県から遠征してきた村上健一/漆戸あゆみ組が5位に入賞。最後の林道SSでは猿谷にコンマ差まで迫る速さを見せた。
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C6位 寺尾  基/丹野 富雄:出だしから速さを出せない寺尾 基/丹野富雄組は、最終SSは4番手タイムを出すものの6位で終わった。
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C7位 山田 裕一/吉田 和徳:「忙しくて練習が出来ないんです」と嘆いていた山田裕一/吉田和徳組は、精彩のない走りで7位がやっとというところか。

 ラリーが動いたのがSS5。陸別の2本目だが、猿谷に10秒以上のタイム差で首位を奪い取ったのが関根だった。6,5秒あった差を跳ね除けて逆に5秒のビハインドを付けた。その関根に肉薄しているのが中村有一で、SS3ではコンマ1秒中村が上にいて、SS4では関根がコンマ1秒上にいるというシーソーゲームを繰り広げていた。そして1秒半離されたとはいえ、中村は2番時計で順位を2位に上げてきている。
 最後の林道のSS6。ここで噴気したのが関根で、林道のSSですべて負けていられないと意地のベストを出して、追いすがる中村にトータルで6秒の差を付けた。こうなると最終SSは関根にとってウィニングランとなるはずだったのだが、ギャラリーのいる陸別サーキットの観戦ポイントDを過ぎた左コーナーで右フロントのナックルアームが折れてしまい決着がついてしまった(動画はその時の関根ランサー)。
 先にゴールしていた中村に、思わぬ形で優勝が転がり込んできたのだが、「複雑な気持ちですね。ただ、最後のSSでベストが出せたので少しは気が晴れていますよ」と、グラベルラリーで2連勝を決めた。

 

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A優勝 佐藤 博信/伊藤 克己:「大人の走りをします」とは言っていたものの、SS1では負けすぎていた佐藤博信/伊藤克己組は、「プレステじゃダメですね、やっぱり実車での練習が必要ですよね」と反省しながらも2勝目をプレゼントされた。
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R 泉  祐悟/小池 征寛:早くにリタイアしてしまったが今回の泉 祐悟/小池征寛組の走りは冴えていた。この走りを他のラリーでも出せたら・・・・

 チャンピオンは決まっているものの、泉祐悟vs佐藤博信の最終決戦(?)となった今大会。「このヴィヴィオは今回が最後ですから」という佐藤は、次のくるまを模索しているところだ。泉もライバルがいなければクラス変更を考えているようだが、子供の学校行事で参加していなかった岡村巧の動向しだいなのだろうか。
 SS1、「練習している道に似ているから違和感がありません」と言っていた泉は、言葉通りの結果を出して佐藤よりも20秒以上も早いタイムでゴールを駆け抜けた。走りでは佐藤の後塵を浴びせられていた泉が速さで勝つ時が来たと思われたのだが、SS3をスタートしたところで泉のアルトはエンジンがストップ、リタイアに追い込まれてしまった。オフシャルに牽引されてきた泉の表情は、悔しさの中にもタイムが出た満足感を漂わせていたが、なんとも惜しい結果となってしまった。
早い段階で勝利が転がり込んできた佐藤は「勝たせてもらいました」と今季2勝目を飾ったが、コ・ドライバーの伊藤克己が転勤で北海道を離れたため、来年はコ・ドラを誰が務めるかも気になるところだ。

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テーマ:モータースポーツ - ジャンル:車・バイク

  1. 2009/09/28(月) 21:13:58|
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