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EZO SUMMER RALLY 2014 レポート

EZO SUMMER RALLY 2014 レポート



福島では奴田原文雄/佐藤忠宜組が全日本ラリーを連勝し、札幌の第23回YOSAKOIソーラン祭りでは夢想漣えさしが大賞に輝いた日、石狩市浜益で開催された2014年北海道ラリーシリーズの第4戦「EZO SUMMER RALLY 2014」では、チャンプ山田健一/大楽 敬が最終SSで意地の逆転勝利を決めた。

エントリーリストが発表されて驚いてしまった。何と、エントリーが16台。
「毎回1台づつ増えているから次は23台かな」
などと言っていたが、とんでもない、開幕戦をも下回ってしまった。
こうなると、ターマックラリーが敬遠されがちな北海道だが、何か策を練らなければいけないだろう。例えば、シリーズ全戦に出ると翌年は参加費が割引になるとか、K-CarクラスにストーリアX4などを含めたスモール4WDクラスっていうのもどうだろう。
これはオイラが思い付きで書いているので賛否両論があると思うが、良い案がある方はどしどし意見を出してほしい。


EZOのラリーは雨が降らない。というぐらい、雨が少ない。ところが今年の浜益は雨。全日本戦で有名な『妖怪アメフラシ』は遠く福島に居るはずなのに・・・。
SS1から快走を見せたのは、
「雨のラリーは初めてなんです」
と言いながら
「ウエットは嫌いじゃないけど、どうかな? みんなと同じに走れるかな」
と、前戦でチャンピオン戦初優勝を飾った藤澤和弘/加藤孝輔。昨年もこのステージでトップタイムを出しているが、いきなり2番手の山田/大楽に1秒ものリードを築いた。

続くニューステージのSS2。ここは暑寒別天売焼尻国定公園のエリアで、近くに千本ナラの観光名所もあり、許認可を取るのに苦労したようだが、
「ビビるとやられますね」
「楽しいんじゃないですか。高速コーナーは行かないと負けます」
「行け行けのコースですね」
と、選手からは好評のようだ。ここでトップタイムを出して逆転の首位に立ったのが山田/大楽。2番時計は井土卓治/佐々木 尊が出し、藤澤/加藤は
「2ヶ所ほど失敗しましたね。中コーナーで突っ込み過ぎでラインが乱れてアクセルオンのタイミングが全然遅くなってしまって」
と、トップに2秒も離されている。

連続してニューステージを走るSS3。今度は山田/大楽が縁石にヒットするミスを犯しタイムを落としてしまう。藤澤/加藤はインを外さない走りでトップを奪いふたりの差はコンマ4秒に縮まった。

SS1の逆走となるSS4。前のステージで縁石にヒットした時にアライメントが狂ったのか、山田/大楽は藤澤/加藤に大きくおいていかれる。藤澤/加藤は何のトラブルもなく4.46kmのステージで4.2秒も引き離し、トータルで3.8秒のアドバンテージを築いてセクション1を折り返すことに。

チャンピオンAクラスでは、馬渕貴則/島田憲二と和田 誠/宗片さおりがシーソーゲームを繰り広げている。SS1&2では馬渕/島田がリードしていたが、SS3で
「三停版のところでアクセルを抜いてしまったら、もう上らなかった」
と、和田/宗片に首位の座を奪われてしまった。しかしSS4で再びトップタイムを出した馬渕/島田が2.4秒差で首位に返り咲きセクション1を終えた。


3.8秒もあると藤澤/加藤の2連勝がグッと近づいたかのように見えたが、SS5でタイムが出ないばかりか、再び山田/大楽にコンマ差まで詰め寄られてしまった。SSをゴールしてリエゾンで藤澤の目に飛び込んできたのは、DCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)のダイヤルがフリーになっていることだった。ということは、SS中もセンターデフはフリーになっていたということだ。藤澤は
「クルマが前に行かないし変だなとは思ったんですよ」
と、リードを無くしてしまうミスを犯してしまった。

Aクラスでもアクシデントがあった。陸別が終わってから足回りのセットを変えてきた和田は、
「ショックアブソーバもバネも変えて、やっと慣れてきた」
と、セクション2をスタートしていったが、SS5のスタート数十メートルで
「土というか葉っぱに乗ったら外に膨らんでしまって、そこにU字溝があったんだね。それに嵌ってしまって」
と、リタイアしてしまう。これで馬渕/島田が楽になったと思いきや、2012年の最終戦以来となる佐藤博信/伊藤克己がヤリス・セダン(日本名:プラッツ)を持ち込んで午後からスパートをかけてきた。
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このヤリス・セダン、どう見ても競技車には見えないのだが、佐藤/伊藤はいたってまじめだ。もともとみんなと同じクルマは嫌だという佐藤は、前回もパセオでラリー車を製作したが、今回は伊藤が加わってのヤリス・セダンをチョイスしている。速さはパセオを超えているようで、後半の3SSすべてをトップタイムで走り切っているのが証明しているのかもしれない。セクション1では19秒あったトップとの差も、終わってみれば2.5秒まで迫っている。グラベルのパーツもとりあえずは揃えているようなので、今後の戦いが見ものだ。

0. 4秒差で迎えたニューステージの3回目。山田/大楽が
「サービスでアライメントを調整してもらったらすごく良くて」
と、乾いて来た路面で快走を見せたが、それを上回った走りを見せたのが藤澤/加藤。コンマ4秒ながらこのステージで2度目のベストタイムを出して来た。これでふたりの差は0.8秒。どう転ぶか分からない状態で最終SSを迎えた。

SS4のリピートとなる最終SS。1本目より4秒も速い3分21秒6でゴールした山田/大楽だが、
「藤澤くんが1本目は21秒を出していたから、『あ~届かなかったな』って思っていた」
と、喜んでいなかったようだ。ところが、藤澤/加藤のタイムは山田/大楽より1秒7も遅くフィニッシュラインを通過した。これで軍配は山田/大楽に。
「全SSで気を抜くことが出来なかったですね。ここまで走れたら藤澤くんも立派なラリードライバーですよ。勝ったから言えるんですけどね(笑)。ダートでどう走って来るか楽しみです」
と、山田/大楽が逆転で勝利を手にし今シーズン3勝目を飾った。



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藤澤/加藤とのシーソーゲームに
「全SS全開ですよ」
と、攻めた結果が最後に実を結んだ山田健一/大楽 敬。後ろに写っている三角の山は、昨年山田が登山した黄金山。御利益があったのかも。

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「狙い通り」
と言うように、SS2の反省を踏まえて見事にインキープで攻めてきた藤澤和弘/加藤孝輔。29.75kmを走って0.9秒差で負けたことに悔しさを隠しきれないようだったが、好バトルに満足もしていた。

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全コースを走り切ってきたチャンピオンCクラスのドライバー3人。全員が勝者?


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「雨の練習が足りてないんで」
と、いまいち攻め切れていなかった佐々木良太/陶山 護。2回出場で2回ともリタイアで終わっている験の悪いラリーで、初完走でチャンピオンクラス初優勝が付いて来たのだが、課題が残ることも多かったようだ。

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今シーズンからチャンピオンクラスにステップアップしてきた山口昌洋。第2戦からコドラシートに新人の中田康伸を座らせているが、ここまで全戦完走している。


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「和田さんが走って来た時は心が乱れてしまった」
という馬渕貴則/島田憲二は、ライバルのリタイアに
「楽になったけど訳が分からなくなって(笑)。とにかくペースは落とさなきゃならないのは分かっているけど、どこまで落としていいかね。土を見ても『落とさなきゃ落とさなきゃ』って」
と、ペースを乱したがターマック戦2連勝を飾った。

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「早くクルマに馴れたい」
と言っていた佐藤博信/伊藤克己。
「いきなりトップと10秒以上は辛いです」
と言いながらも、徐々に近づいて来て
「午後からはタイヤがここまで使えるっていうのが分かってきた」
と、3本連続のトップタイムを出して来て1位とは2.5秒差まで迫った。

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「何度心臓がドキッとしたことか。滑るところは見事に滑って行って。ほんと雨は難しい。雨のセッティングもしてないし(笑)」
と、佐藤/伊藤に逆転を許してしまった岡田 貴/坂本樹一朗は3位で終わった。

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「5㎏減らしてきました」
と、減量チューニング(?)を施して来た西野義人/岩渕亜子。減量が足りなかったのか、上りがきつく4位がやっと。


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今年からジュニアCクラスに移ってきた梅内 豊/島 維宏は、
「勝ってしまいました」
と、クラス変更後初めての優勝を手にした。


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「久々にラリーに出てきました」
という二ツ川英明/遠藤 誠。
「1台になってしまいましたが、完走出来ました」
と、ジュニアBクラスで優勝した。

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SS2でガードレールとお友達(?)になってしまった佐藤秀輝は、ガックリとうなだれる。


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今大会のギャラリーステージは、ニューステージの中間にある展望台。駐車場もトイレもあり、軽装でも観戦出来るという好条件だ。ただ、あいにくの雨で展望台からの観戦になってしまったようだ。



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  1. 2014/06/11(水) 21:53:55|
  2. JMRC北海道ラリーシリーズ
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